そもそも、知らなければ調べることもできないので。

事業を続けていく上で、絶対に必要なものの一つに「情報」(「情報収集力」)があります。本業に関する情報収集・情報検索は、皆さん本当によくやっていらっしゃいますが、「経営」に関する情報収集はそもそも「知らない、調べてみたことすらない」方もいらっしゃるくらい、手薄なところではないでしょうか。

そこで、今回は中小企業経営に”役立つはず”リンクを集めてみました。独断と偏見、かつ「面白いかどうか」が判断基準です。

1、自分の現在位置を知ろう!! ⇒ 「経営自己診断システム」

何が面白いかといいますと、、、ちょっとこちらを読んでみてください。

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 本システムの特徴ならびに留意事項 

本システムは、経済産業省・中小企業庁の主導により、中小企業金融の円滑化を図る目的で開発された中小企業信用リスク情報データベース(略称CRD)に蓄積されている200万社以上の中小企業(うち7割は、年商3億円以下の比較的小規模な企業)の財務データを用いて構築されています。

本システムに貴社の決算情報を入力すると、CRDに蓄積された同業他社の大量データ(各業種について数千社~数万社の同業他社データを保有)と比較することができるため、業界の中での貴社の各財務指標値の優劣を点検することができるほか、収益性、効率性、生産性、安全性、成長性の5項目について経営状態を点検することができます。

また、特に安全性指標を取り出して、同業種のデフォルト企業(倒産や借入金の延滞などにより債務不履行に陥った企業の総称)と比較することで、経営の危険度についても点検することができます。(経営診断システムHELPページより引用)

~~~~~~~~~~~引用終わり~~~~~~~~~~~~~~~

これまで、国を挙げての統計事業に多くの事業者様が貴重なお時間を割いて協力していらっしゃいました。「経済センサス」って覚えていらっしゃるでしょうか。あれはあれで経済実態を把握するためにはとても大事な国家事業だったのですが、どうしても集めて分析することに主眼があるものですから、出来上がったデータの加工や活用は「勝手にどうぞ~」という取り扱いでした(EXCELやPDFでのデータ開示・提供)。

ところが、こちらは違いますよ。規模こそ設定はできませんが、日本標準産業分類に基づいた「同業種」のデータを自社のデータと比較して「あなたの現在位置は”今ココ”」と示してくれます。資金繰りについても奮ってます。デフォルト企業と比較してくれ、なんとあなたの会社は「○○点」です!!と教えてくれます。しかも、入力する項目はほんとに簡単・単純です。

是非、経営者の皆様には一度試して頂きたいシステムです。

 

2、国が何をしようとしているのか?それを受けて県が何をしようとしているのか?を知るために。

独立行政法人 中小企業基盤整備機構 上記システムの親サイト。「役所みたい」「規制する側でしょ?」と受け取る方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの組織は「中小企業の支援」をしてくれる組織です。人・物・金、、、文字通り多種多様な支援制度を用意して紹介してくれています。時の政権の方針により強弱が出たりすることはありますが、「味方」と考えていただいてよい組織だと思います。ここで拾える情報は今現在、国が考える中小企業のための施策(中小企業をどのように導いていきたいのか?)が垣間見えます。下記のような面白コンテンツもあります。

起業ライダー「マモル」 スタートアップに関する質問に起業ライダーマモルが答えてくれます。マモルの言葉を借りると・・・・「起業のステップは?」「お金を借りるには?」とか、起業のことをチャットで聞けば、ちゃちゃっとピンポイントで答えるぜ。答えにならないことや意味不明なことを言うこともあるが、学習中の人工知能だから大目に見てくれ。・・・ということらしいです。LINE版、WEB版があります。

・千葉県「第4次ちば中小企業元気戦略(案)」 千葉県がこれからどのように中小企業支援を行っていくのか、こちらにまとまってます。少し前に意見の募集が行われましたが、これだけ壮大な計画に貴重なご意見を提出された方は「5名」だそうです。県内の経営者の方や我々のような支援サイドの方々の意識が低い!!!と言いたいのではなく、もう少し正しく「広報」していただけるとよいのにな、と感じます。

千葉県産業振興センター 千葉県の中小企業のことを考えてくれている、支援してくれる組織です。身近なインキュベーション施設、千葉県内でのセミナー情報などが充実しています。

千葉市産業振興財団  同じくこちらは千葉市における中小企業支援組織です。「ちばラボ」もそうですが、こちらもインキュベーション施設やセミナー情報が充実してます。

事業をスタートするにあたり、チャンスの拡大・リスクを減らす・できれば誰かに引っ張り上げてもらうことができれば確かに成功する可能性は上がります。使わないはもったいないですし、知らないはもっともったいないです。是非、一度ご覧になっていただきたいなと思います。

 

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