マジですか?部活に?

ここ数年、政府系のWEBサイトの拡充ぶりが著しく、少し前の冴えないイメージが一気に変わってきているように感じています。

取り残されている感がありありだったものが、何とか置いて行かれないように頑張っている、、、そんな感じでしょうか。

私が気になっている政府系サイトは中小企業の経営者向けのものが多いのは過去のコラムからもご理解いただけるかと思いますが、このところは「新しい」「面白そう」な産業・事業も主要関心事になりつつあります。

未来の教室プロジェクト

先日のコラムでも書いた経済産業省が主導する「未来の教室~learning innovation~」(⇒https://www.learning-innovation.go.jp/)プロジェクトが新しいWEBサイトとして立ち上がり、そのコンテンツはしょっぱなからかなりの充実ぶりです。

サイトの構成自体は「教育/EdTech関連ニュース」、「EdTechデータベース」、「実証事業」の3つ。ニュースはとりあえず置いておくとして「EdTechデータベース」にはすでに教育関連サービスとして商品化されているものがまとめられています。民間企業が提供するサービスがほとんどですから有料のものが多いのですが、読んでいるだけでも面白くついつい料金を確認してしまう・・・そんなサービスが掲載されてます。

これは事業者サイドから考えると、すでに商品化されているサービスを確認し新たな商品開発のインスピレーションをもらえる場所であり、その商品を持っている事業者からしてみれば良質の広告宣伝の場所です。使わない手はないですよね。まずは一読・一覧してみてください。もし世の中にアピールしたい方がいらっしゃれば、その方法はQ&Aにあります。

Q:自社サービスをこのサイトで紹介してもらいたい場合はどうすればいいですか?

A:ご依頼者についての情報(企業・組織名/所属・役職/氏名・フリガナ/メールアドレス/電話番号)を明記の上、掲載を希望するサービスの詳細資料を「未来の教室」実証事務局までお送りください。

気になる方は是非申し込んでみてはいかがでしょうか?

「実証事業」は、民間企業に委託する形で未来の教室の実現に必要なサービスやプログラムについての実証を行うもので、現在は第二次の公募が行われています。こちらも事業者にとってはチャンスになりうるものですから、気になる方は確認してみてくださいね(https://www.learning-innovation.go.jp/koubo/)。

表題の「マジですか?部活に!?」はすでにSOFTBANKグループが提供しているサービスに驚いたことをそのまま表現したものです。

ICT部活動支援⇒https://www.learning-innovation.go.jp/db/detail/0039

ICT技術を使いタブレットなどを通じて、超一流の専門家をコーチに招聘できる・・・・そんなサービスのようです(https://www.softbank.jp/corp/csr/next-generation/education/bukatsu/)。

元プロ野球選手、バレーボールの元日本代表などがコーチ陣に名を連ねています。見ているだけでわくわくするようなメンバーです。

以前、ネットニュースで流れたときはさらっと読み流してしまったのですが、今回あらためてEdTechデータベースに掲載されていたので確認してみたのですが、発想も方法も実に面白く、まさに「未来の教室」にあってほしいサービスだなと感じます。

ビジログ

中小企業でも人材教育をしっかりと進めていきたい、、、そんな思いを持っている経営者の方は少なくないと思われます。特に親族経営に固執しない経営者であれば後継者としてふさわしい人を育てたいと考えたり、新規事業の開拓に力を発揮してほしいと考えたり、従業員の成長に期待することはごくごく当たり前です。

そして、そのためには勉強が必要であったり資格が必要であったりするわけです。

ところが、中小企業にはそのリソースがない。

そこでこのサイト(https://busilog.go.jp/)が用意された、、、ということのようですね。

利用登録をして受講するという流れになっています。

働く側従業員サイドとしてもスキルアップやキャリア形成のために学び続ける必要はあるわけで、その助けになるはずのサイトなので、是非確認してみてほしいサイトだと思います。

現状ではまだまだコンテンツ不足の感が否めませんが、今後ますます充実していくでしょうから、定期的に訪問し続けたいサイトになってくれるといいなぁと願っています。

今回

経済産業省の面白い取組を拾ってみました。

事業を行って収入を得るためには、業界、マーケットの情報だけではなく行政の情報もリニアに取得していかねばならないことはあらためて申し上げるまでもないことです。

これまでは日経新聞の一記事で読んで済ませていることが多かったのですが、実際にこれほどまでにWEBサイト&コンテンツが充実し始めると、ついつい調べたり探したり自体が面白くなってしまいます。

仕事のため、事業のための情報探しがいつの間にやら目的化してしまいそうになるのを、何とか思いとどまっている感じです。

税務会計にとどまらないお話をして事業の展開や充実を考えている方にも応えられるよう、今後も幅広い知識と情報を獲得すべく調べたり探したりを楽しんでいきたいですね。

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