アンテナにかかった情報を深堀りしてみませんか?

お客様(その多くが中小企業の経営者です)とお話をしていると、「友人に聞いたんだけど・・・」「商工会で聞いたんだけど、、、」「勉強仲間に教えてもらったんだけど、、、」という枕から始まる話題についての見識や評価を求められることがあります。

内容的には「単なる噂話」から「経営に直接影響を及ぼすような大事な話」まで種類も程度も様々で、経営者の方々のアンテナの感度であったり、情報の幅の広さであったりに驚かされるとともに素直に「すごいな」と思わせられます。

中でも、助成金や減税・税額控除に関する情報についての感度は特に素晴らしく、中には私が全く知らなかった助成金の話をして下さった経営者の方もいらっしゃいます。

経営に関する情報は、まずは「知っていること」が大事だと思っているので、その情報を持っていること自体が本当に素晴らしいことだと思います。そして、できればその情報が「使える形」で落とし込まれていれば申し分なしということになるんだと思います。

税金関係、融資関係に関する情報は、使える形にする際のお手伝いを私たちがすることになりますので、特に経営者の方があらためて勉強をしたり、従業員に調べさせて説明させたりする必要はありません。ただ、経営に関する情報の中には、専門的知識を含むその業種特有のものがあったり、逆に人材の募集・採用、WEBの利用方法など多くの業種に共通するものがあったりしますし、また情報量が多かったり少なかったりと変化に富んでいたりします。それらの情報の中から自社の経営に必要な情報を取捨選択するだけでも大変なのに、自力で「使える形」にしていくのはさらに難しい作業になるはずです。

そしてこの難しさから「後回し」「先延ばし」にしている経営者も多いのではないかと思います。ただ、難しいからといって「使える形」への落とし込みができない状況が続くと、結局その情報が生かされないことになりますから、周囲に取り残されることはあっても先んじることはできないでしょう。制度やルールに大きな変化があったときはなおさらだと思います。

 

ということは、、、「使える形」への落とし込みはやらなきゃいけない作業なんです。

 

ところが、毎日毎日流れてくる情報を収集し、取捨選択し、落とし込みまでやるなんてことになると、時間がかかりすぎて「じゃ、本業をいつやればいいんだ???」ってことになりかねませんし、それでは本末転倒です。

 

私がお勧めしているのは、毎月1度は集めた情報を深堀したり「使える形」に落とし込んでみてはいかがでしょうか?ということです。

 

ネットニュース、官公庁のWEBサイト、同業他者のWEBサイト、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどから発信されている情報、友人やお仲間から聞いた情報などを深堀したり使える形に落とし込むには、まずは正確な情報を知る必要があります。

そしてその確認方法は情報の発信元に確認するしかありません。会社経営に関する情報はその多くが公的な機関またはそれに準ずる機関から発信されていることが多く、それらの機関のWEBサイトには確認したかった情報についての資料があることはもちろんですが、1か月に1度は見ておくと、タイミングを逃すことなく上手に情報を活用できたり(期限のあるサービスの申込等)、有用だと判断した情報の周辺の情報まで入手できたりします。

勉強好きな方であれば、セミナー情報(「先着○○名」などの縛りがありますよね)や説明会情報(「消費税に関する説明会」など)などに目が行くでしょうし、また、その時々の経済にインパクトを反映した行政対応(融資・保証制度・助成金等)については、要件に該当する企業は特におさえておきたい情報になるでしょう。噂話が本物なのか?都市伝説なのか?については法規の文言で確認したり、裁判例で確認したり、なんてことも今は簡単にできます。届出や認可が絡む業種(建設業、医業、理美容業、飲食業、派遣業)などは、設定されているルールの変更や運用の変更などをいち早く確認することができたり、統計や白書を確認することで同業種・同規模における平均値や自社の現在位置を確認したり、、、。

せっかく入手した情報ですから、是非とも有用に活用していきましょう!!

<参考までに>

電子政府の総合窓口「e-Gov」:http://www.e-gov.go.jp/

各省庁への窓口としてのサイトであり、各種行政手続きや情報確認の入り口となるサイトです。もちろん、各種統計や白書、法令なんかもここから移動できます。

千葉県産業振興センター:http://www.ccjc-net.or.jp/

融資や助成金情報は有用なものが多いです。結構な頻度で更新されているセミナー情報は要チェックです!!研修・セミナーは多種にわたります(⇒こちら

 

 

そして、期待しているのは確認、検証、深堀りを越えて、、、、

「集めた情報や調べた情報にインスパイアされて新しい商売を思いついたんだ!」という方と出会えること。

 

きっと、面白いお話を聞かせていただけるでしょうからね。

 

 

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