確定申告 そろそろ・・・
所得税確定申告の期限が来週に迫ってきております。
確定申告がまだ終わっていないという方、もう少しです、頑張りましょう。弊所も含めて、駆け込みを受け付けてくれる事務所だってあるはずです。あきらめずやりきりましょう。
確定申告をすでに終えられた方、お疲れ様でした。せっかく税について考える時間を過ごしていらっしゃったついでに、もう少し楽しくなるような税についての話題を考えてみませんか?
この時期、申告を終えられたお客様との会話の中心は、平成30年の収入・所得・税金をどのようにマネジメントしていくかということになります。この手のお話は、数字を使ったお話になってしまうこと、予測を前提とするお話であり抽象的になりがちなこと、厳しいお話・難しいお話なども含まれることから、「面倒くさい・よくわかんない」から流して聞くなんてことになりがちだと思います。ですので、話す法としてはできるだけ楽しい話題を織り込むようにしてるんです。ここ数年は、「ふるさと納税」がその話題の中心になってます。「節税?税金の前払い?そのあたりのことは大体理解できていればいいんです。どうせ支払わなければならない税金ですからね、少しだけ楽しんじゃいましょう」なんてお話をしています。
還元率重視の方、実用性重視の方、とにかく楽しむ方、高級食材狙いの方、トンでも返礼品で楽しむ方、色々な方が色々な楽しみ方をしていらっしゃいます。最近では本当に便利なポータルサイト(ふるさとチョイス、さとふる、ふるなび)、総務省自信が運営する情報発信サイト(「ふるさと納税ポータルサイト」)、アフィリエイト・広告収入目的だとは思いますが充実したランキングサイト(ふるとく)など情報を集めるのに苦労もありませんし、世代を問わず楽しめるようなサイトが多いと感じます。また、既存事業とは全く関係のない事業者が窓口を設けてみたり(NTTドコモ、ソフトバンク)、強い集客力と何といっても「ポイント」が使える仕組みを利用した事業者(楽天、Yahooなど)も存在感を増してきており、最初の一歩が軽々と踏み出せる制度になりつつあるんでしょうね。
そんな楽しみを制限なく享受できればよいのですが、何事にも制限はあるもので、ふるさと納税も「おいしい」範囲には限度があります。ふるさと納税の仕組みは簡単にいえば、地方自治体に寄付することで、国税の計算上は寄付金として所得控除に使え、残りは住民税の前払いのような取り扱いをしてくれる制度です。それゆえ、(一定限度額までは)実質負担2,000円でそれ以上の価値があるお礼の品がもらえる制度、なんて説明がされることが多いです。
「損」という言い方は適切ではないのですが、限度額を超えた過大なふるさと納税は「お得感」が減ります。税金を安くする効果がない支払いが増えるからです。費用対効果が悪くなるというイメージですね。楽しみでやることだからそんなことはあまり気にしない、ということであればそれはそれでありだと思います。ただ、そうなると「普通にお礼の品をお店で買ったほうが安かったのでは?」という結果になりますよね。そうすると、、、、やはり多くの方が気にされるのはこの「限度額」になってくるのだと思います。
この「限度額」なるものは、算式を組めばすぐに計算自体はできるのですが、「自分の収入は今年これくらいになりそうなのですが、今年のふるさと納税はいくらくらいが限度額になりそうですか?」という問いに対して万人に即答するのはちょっと難しいんです。そこで、弊所に確定申告をご依頼していただいたお客様には、ふるさと納税限度額のシミュレーションをして差し上げることにしております。
ちなみに、、、限度額「内」が限度額「超」よりも常においしいなんてことでもない、、、お礼の品次第、、、というところがこの制度の面白いところでもあります。おそらく限度額を少し超えたあたりを狙うのが「やってよかった!」ポイントになるのではないかと思います。
今年、限度額という「ヒント」をもらって、来年一緒に楽しみながら「答え合わせ」をしてみたいという方、ご連絡をお待ちしております。
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