口は一つ 目と耳は二つ
表現の方法はいろいろありますが、「口は一つ、目と耳は二つ」という表現をするときには、
声に出して発信することも大事ですが、たくさんの情報を目や耳から獲得することが大事、、、というニュアンスを伝えたかったりする場合です。
唯一の解釈なるものがあるわけではなく、いろんな方がいろんな説明をしていらっしゃるので、何が正解というものではないのかもしれませんが、おおむね「話す≦ 聞く、見る(知る)」を表現する意図で用いられるもののようですね。
このような「ちょっと考えさせる」「少しだけ悩ませる」表現は本当に上手だな・素敵だなと感じます。「おしゃれ」といいますか、「ウィット」に富んでいるといいますか、ちょっとした賢さがあふれ出ている表現だからでしょうか?惹かれるものがあります。
そして、今回の表現についてはその内容についても共感することができます。
やはり見たり聞いたり・・・これは知ること・学ぶことと言い換えられると思っていますが、本当に大事だと日々感じています(話すこと=伝えることが劣後する、、、というニュアンスについての共感については微妙ですが、、、)。
そこでまたご紹介を兼ねて、、、
「部分と全体」
「円を四角く」
「一人前になりたい」
「一皮むけたら」
「公私の別」
「過去から未来を見る」
さて、これはとある番組のテーマです。なんの番組だかわかりますか?
ちょっと不思議で、ちょっと意味深い、そんなテーマですが、その答えは、、、「マテマティカ2」というNHKの子供向け番組(こちら⇒http://www.nhk.or.jp/sansuu/matemate2/)です。
なんでこれを紹介するかというと、一つに単純に面白いから。
そしてもう一つ、これは間違いなく仕事を数字で考える力を養ってくれるからです。
特に最後に書いた「過去から未来を見る」は統計のお話です。統計と聞くと難しそうだったり、よくわからなさそうだったりしますよね。でも、大丈夫です。番組自体が小学生向けですし、NHK教育での番組ですから時間は15分です。眠くなったりはしないと思います。
決算書、試算表、前期比較などの会計で使っていく数字を読んだり、より細かくて動的な経営に関する数字(日次損益等)を読む際のチカラが上がる・・・・とまでは言いませんが、嫌悪感や抵抗感はなくなると思います。
知る・・・目や耳が2つあることが、そのためにあるのなら、一つしかない頭はそれを「どうやって楽しむか?」に使ってもよいのではないか、そう思います。