面白そうなもの

世の中には面白いもの面白そうなものが沢山ありますよね。

沢山の人が面白いと思うものは事業になる、、、勝手な私の持論なのですが、、、あまり大きくは外していないのではないかと思ってます。

そして沢山の人が面白いと思うものであれば、それが古いものであっても新しいものであっても事業にできる、とも思っているのですが、古くて沢山の人が面白いと思うものは、もうとっくに誰かが事業化しています。そうするとこれから事業を起こそうという人はよほどのことがない限りそのフィールドで勝負はできないわけです。資本も小さいし人的リソースも足りないわけですからね。アイデアや技術、そして知識だけではいかんともしがたいものがあります。

となると、これから事業を起こそうという方々が勝負しやすいのは「新しくて面白そうなもの」についてではないでしょうか。

「新しくて面白そうなもの」

千葉県には新しくて面白そうなものに積極的に取り組んでいる地域があります。

映像でご理解いただけるかと思いますが、ドローンです。

ドローンといえば千葉市です。数年前から国家戦略特区に指定され、宅配事業やその他の事業に使えないかという実証実験や保険商品の開発、法的整備などを少しずつ進めているようです。

単に会議室で文字が沢山書かれた文書とにらめっこしているだけではなさそうな感じですね。そして、さらに「おぉっ!!」と思ったのは、ドローン事業をやろうと考えている法人向けには、一定の条件はあるようですがドローンを飛ばしてよい場所、、、「ドローンフィールド」が用意されているそうです。

文書のデザインセンスはですが、なかなか楽しそう・面白そうなものを用意してくれてますね。

国家戦略特区というと、最近話題になりすぎているので、それだけで排除してしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、これはそういう気持ちがあったとしてもなお、面白そうだと思う方も多い気がします。もしかしたら男子特有のものなのかもしれませんけど、、、。

ドローンを利用した宅配事業については、実際のところは・・・大きな大きな企業 が参加して議論していらっしゃいます。

そこで、参加するのであれば、あまり一般的ではなかったり、ニッチな市場しか生まれないけどそれでも世の中から各自に求められる使い方、そんな使い方を提案する必要がありそうです。まだ気づかれていない使い方や誰も考えていない市場があるかもしれませんしね。

ドローン以外にも、千葉市が推進する特区プロジェクトには面白そうなものがいくつかあります。

近未来技術実証というくくりでは、ドローンのほかにも「自動運転モビリティの導入」(実際はまだまだ開発段階のようですが)なども行われています。

規制改革メニューの活用事例としては「特区民泊」なんて取り組みも進めているようですね。

(千葉市の国家戦略特区に関するページはこちら⇒https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/sogoseisaku/tokku/tokku_index.html

 

本来であれば、民間のチカラだけで市場での販売(資金集め、技術開発、実証実験というプロセスを経て)まで進められるほうが、時間もお金もかからずその機器やサービスの利用者にとっても良いに決まっているのですが、ドローンはさんざん人込みで墜落する事故を起こしてくれましたし、民泊は民泊で「旅館業法」の脱法行為だなんだともめました。パーソナルモビリティについても、その代名詞ともいえるセグウェイが道路交通法や道路運送車両法との関係で実際には大きく普及しませんでした。

私は、行政や立法で対処しなければならない部分は確かにあると思っていますので、最低限の介入は必要だと考えています。

が、面白いものを面白いまま市場に出してもらって、それを楽しみたいとも考えています。

そのほうが、まず消費者として楽しめますし、そのような事業を行う方をサポートしていてもきっと楽しいですから。

そして、楽しさがちゃんと残っているほうが、市場も強く大きくなるはず、、、、これはちょっと希望というか願望が入ってしまってますが、そう思っています。

そして市場が大きくなれば、すこし業界自体にも余裕ができるでしょうから、例えば災害復旧支援のための機器としてドローンや自動運転モビリティの開発にかけられるお金や時間が増えてくる、、、そんなことにもつながるのではないかと思っています。

 

これもそうですね

KICKSTARTER(https://www.kickstarter.com)に代表される「クラウドファンディング」は、先にアイデアや試作品を市場に出すことで事業(プロジェクト)を行う資金を獲得する手法として確立されつつあります。日本国内のクラウドファンディングをのぞいてみても、面白そうなものが多く、大学が行っているプロジェクトなどが特集されていたりします(レディフォー⇒https://readyfor.jp/では東京芸大のプロジェクトがあります)

また、東京都は創業支援の一つとしてクラウドファンディングによる資金集めをサポートしてます(⇒http://crowdfunding-tokyo.com/)。行政機関が創業者のクラウドファンディングを支援する日が来るなんて考えてもみなかったのですが、多くの銀行までもがクラウドファンディングと提携している現在では、それも当たり前、、、という時代になったということなのでしょう。

さらには、税金集めに関するスマッシュヒットである「ふるさと納税」コラボしたものもあります(ガバメントクラウドファンディング⇒http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/support/)。

 

以前から、このクラウドファンディングという仕組みは非常に面白そうだなって思っていました。

というのも、、、

「アイデアを出し、精査し、どうプレゼンすればお金が集まるのか、そして何を支援者たちにフィードバック?するのか」、などなど行う側になって考えてみると事前の準備からもう面白そうですし、出資する側になって考えてみても数あるアイデアやプロジェクトを探して精査してみるのは、面白そうです。

 

私的には、このクラウドファンディングも「新しくて面白そうなもの」です。おそらくこの先まだまだ規模を拡大していくでしょうし、まだまだ幅や広がりを持っている仕組みだと考えています。

当然そこにはたくさんのビジネスチャンスがありそうな気がしています。

が、新たにクラウドファンディングに絡む事業を始めなくても、「どうすれば多くの支援者をあつめて、その支持をいただけるのか?を考えながら、経営したり社内の仕組みを作っていく」なんてことにつながるのであればどんな事業体でもクラウドファンディングを知る意義はあるように思っています。

つまり、「よく解らないもの、得体のしれないもの、うちには必要のないもの」ではなく、すべての経営者に一度は検討し、仕組み自体を理解していただきたいものなのです。

 

まとめ

ドローンもクラウドファンディングも「何年か前の一過性の流行り」みたいなものでしょう?

と考えていらっしゃる方に向けて、今回は「いえいえ、まだまだこれから大化けする可能性があるんですよ」と伝えたくて書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

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