スマホ × 確定申告 スマートフォン専用サイトができたようです。

スマホ一つでいろいろなことができるようになってきていますが、所得税の確定申告も可能になっていることは以前のコラムでも書かせていただきました(「鬼に笑われようとも来年の話」、「便利になるのはいつだろう? ~続・スマホで申告)。

10/19には国税庁から「スマホ専用サイトを作りましたよ~」というアナウンスが出てます(スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!」)。来年の1月以降の話なので、まだ運用開始ではなさそうなのですが、少々画面が見やすくなり操作もやりやすくなりそうですね。

(国税庁サイトから引用)

作業がしやすくなったのであればそれはそれで大歓迎です。でも、昨今の電子技術を考えるのであれば「源泉徴収票、各種控除証明書」などはパシャっと写真で撮れば画像認識技術で収入額や所得控除額がスッと該当欄に入力される・・・なんてところまでできれば良いのにあなぁ・・・と思ってしまいます。入力ミスや入力漏れなどのヒューマンエラーをなくすためにも、自動化できるところは自動化の方向で進めてほしいと思います。画像認識が難しいのであれば、源泉徴収票は基本的にはひな形があって、入力すべきデータは統一されていることを考慮すれば、源泉徴収票自体を紙媒体ベースから電子化してしまって最初から電子化された情報をそのまま申告サイトで利用できるようにしてしまえばよいし、控除証明書も同じようにできればよいはずです。技術的にはさほど難しくはないのでしょうが、なんだかんだとしがらみもありそうな世界です。生産性や効率性を重視するのであれば採用・導入しない手はないと思ってますが、、、、さてさてどうなるでしょう?

もっとも今回は肝心の認証方法についてまでは特に変更がアナウンスされているわけではありません。つまりは、、、前回書かせていただいたように原則はマイナンバーカード利用(カードリーダーorカードリーダー代わりにスマホ利用)、例外的・暫定的にID&パスワード方式を認めるという方法のままのようです。

つまりは原則的方法であろうと例外的方法であろうと、申告手続きに「大きなひと手間」がかかります。

一度済ませればあとは手間なし、、、ですからそれでも良いという方もいらっしゃるのかもしれませんが、市役所や税務署に出向かなければならないのはどうなんでしょうね?仕事の空き時間やお休み(平日で休みというと有給休暇か自主的に休みにする日しかありませんが・・・)に出向くことを要求しておいて「簡単になりますよ!」というのはちょっとなぁ、、、という気がしてしまいます。

それでもやってみたい!!興味があるよ!!という方は、こちらのパンフレットをどうぞ。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/0018009-079.pdf

QRコードを利用したコンビニ納付についても触れられてます。気になる方はこちらへ)

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